水風呂は合法ドラッグ

サウナが好きです。

人を批判、非難するとろくなことはない

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「批判も非難もしない。苦情もいわない。」

 

これは自己啓発本の元祖ともいわれている、

「人を動かす」(デールカーネギー著)

の序章に書かれている結論です。

 

人を非難することは天に向かって

つばを吐くようなもので、

必ず自分の身に返ってくるとのこと。

 

人は自分が誤っていることを認めたがらない生物で、

どんな悪人であっても

自分が悪いとは思わないものなのだそうです。

かの有名な大悪人アルカポネも、

自身を慈善家だと言っていたそうです。

 

これはまさにその通りで、

私も自身の人生を思い返すと

何度もそのようなことがありました。

 

 

□ケース1.違法行為を咎めたばかりに友人を失う

 

ある日友人が、自分の代わりに

薬を処方してもらって自分に流してくれ、

と依頼をしてきました。

 

そのころ、人の過ちを許せず、

間違っていることを糾弾するような体質になっていた私は、

その友人も見えるFacebook

その事実を違法行為だ、ふざけるなと

冗談めかしてこき下ろしました。

(名前は伏せて)

 

すると友人は憤慨して、

私のFacebookページにあることないこと

誹謗中傷を書き始めました。

(コイツは女子高生を援助交際で買った、など)

そしてFacebookページ上で言い合いが始まり、

不毛なやり取りの中で決別しました。

 

いったいどうするべきだったのか。

もちろん違法行為は良いことではありません。

ですが、私のとった行動は思いやりにかける行動であり、

人を罰したいという欲求に従って

友人を傷つける行為でした。

 

結果、大切な友人を一人失うこととなり、

私の評判も傷つくこととなってしまったのです。

私のとるべき行動は、困っている友人の話を聞き、

できる範囲内で手を貸すことだったのではないでしょうか。

 

 

□ケース2.社長をディスったら契約解除になった

 

とあるベンチャー企業へ、

1か月契約で派遣された時の話です。

 

個人事業を立ち上げたばかりでイケイケの

ノリノリ状態だった私は、

派遣先の企業でバリバリ業務をこなしていました。

 

人事部の方たちや、営業部の方たちなど、

他部署の方たちとも仲良くなり、

仕事も調子よく進めていました。

 

そしてある日、何を思ったのか、

調子にのった私は、社長に向かって

全社メールで社長の著書をこき下ろしたのです。

(しかも社長と面識なし)

 

まず役員から非難のメールが全社メールで届き、

それに対して応戦する私。

翌日には当然契約解除。クビです。

勤務開始から1か月半ほどのことでした。

 

周りの友人からは

「お前くるってるよw」

と言われましたが、

今考えるとまったくその通りだと思います。

トホホ。

良い年してイキってた自分が恥ずかしく思います。

その批判自体も今考えると、稚拙で幼稚な内容です。

 

当の社長が見ることはないかと思いますが、

この場を借りて謝罪したいと思います。

社長、本当に申し訳ございませんでした。

私が間違っていました。

 

思い返してみると、当時は思いやりや、

共感能力が欠如していたのだと思います。

あと前頭前野(物事を予測する脳の部分)

がぶっ壊れていたのかなとも思います。

 

いい年して本当に恥ずかしい。

 

 

□批判や非難はいいことがない上に、恨みまで買う

 

「自分の家の玄関がよごれているのに、

隣の家の屋根の雪に文句をつけるな」

とは孔子の言葉です。

 

”批判や非難はどんなばか者でもできる。

そして、ばか者にかぎってそれをしたがるものだ。”

 出展ー人を動かす

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人を批判して変えようとするよりも、

自分を変えることの方が簡単ではないか。

自分を批判して改善した方が良いではないか。

ということが人を動かすには書かれています。

 

まったくもってその通りだと共感しました。

完璧な人間などいない、

人を変えることは難しい、

そして、自分を変えることはたやすい。

 

人を批判する暇があるなら、

自分を省みて己を変えること。

それが自分にとっても、周りにとっても

良い影響を与えることになるのでしょう。